MGTで生涯おじさん宣言

「45歳セミリタおじさんの10年後」のタイトルを変えました。45歳で21年半勤めた会社を早期退職。1年間フラフラした後に現在はビル設備管理の仕事を月に10日。毎日のんびり暮らしていますが、老人になる前に最後の悪あがきをしています。同世代(か少し下の世代の)のガールフレンドが欲しい!お金ももっと欲しい!気がつけば最近は金(投資)と女の事ばかり書いてます。

登山は老後の趣味になり得るか?

もちろん多くの人にとって登山は老後の趣味になるでしょう。

先日、丹沢の鍋割山(なべわりやま)という山に登ったのですが、元気なシニアの姿も数多く見かけました。

問題は「私にとって」登山は老後の趣味になり得るか?ということです。

フルリタイヤしたら時間があり余るだろうし、テニス以外にも趣味が欲しいと思っている私には重要な問題です。

私は登山には多少興味はあったものの、これまで積極的に行動に移さなかったのですが、テニス仲間に誘われて良い機会だと思い、今回登山に初挑戦しました。

この↓記事にも書きましたが、私を別のフィールドに誘ってくれる友達は有難いものです。

pintarox.hatenablog.com

さて、多少興味はあったとは言うものの、その面白さが想像できなかったので、もしかしたら1回登ってみて「何が楽しいのか分からない。登山はもういいや」となるかもしれない、という思いはありました。

早起きして、遠くまで出掛けて、長い上り坂をクタクタになって登って、疲れ果てて帰ってきて、どこが楽しいんだ?という事が分かるだけかもしれないなあ、と。

まあ、それは体験してみないと分からないので、まずはやってみることにしました。

私は週に2,3回テニスをし、3日に1度筋トレをしているから体力的には大丈夫。

なんて事は全く思っていませんでした。

なぜなら使う筋肉が全く違うし、持久系のトレーニングもしてないし、絶対に途中でへばるだろうと覚悟していました。

そしたら案の定、頂上の手前2キロの時点からかなり辛くなってきました。

大倉のバス停から出発して、6キロくらいはかなり緩い登り坂なのですが、残り2キロから突然急坂になります。

ネットや本によると、鍋割山は初級者向けらしいのですが、人によっては中級者向けと言う人もいて、なるほどこの最後の急勾配のことを言っているのだなと分かりました。

全然足が上がらない。。

ダラダラ汗をかいて、10分か15分おきに休憩して、全く周りの風景とか楽しむ余裕もなく、「早く山頂に着いてくれ〜」と心の中で泣きながらノロノロと重い足を一歩ずつ進めていきました。

これまでの人生でこんなに疲労困憊したことがあっただろうか?

中学の時、バスケ部の試合で休みなしで2試合連続フル出場して走り回った時以来かもしれない…

もうダメだ。1分に1回休憩にしてくれー。10歩登るごとに休憩にしてくれー。

と心の中で叫び始めた時に、ついに山頂に辿り着いたのです。ふぅ。

生憎の曇天で富士山は見えませんでしたが、これで天気が良かったら、さらに体力を奪われて登りきれなかったかもしれません。

きっと天気の神様が、ヨレヨレのヘタレ登山初心者のために太陽を隠してくれたのでしょう。ありがたやー。

山頂で名物の鍋焼きうどんを食べて少し休憩したら体力も回復しました。

下山は1回だけ休憩してバス停まで戻ることができました。

周りの風景も見る余裕がありました。

下りは登りより楽でしたが、やはりトータルではめちゃくちゃ疲れました。

家に帰って「登山て楽しい!またどこかの山に登りたい!」なんて気持ちは全く湧いて来ないまま、その日は疲労のためにシャワーを浴びてすぐに寝てしまいました。

珍しく朝まで一度も目が覚めずぐっすり眠れましたが、朝起きたら足が筋肉痛で歩くのもツライ。

でも勤務日なので我慢して出勤しました。

仕事中に一緒に行った友達からスマホに写真が届きました。

不思議なもので、その写真を見ていたらなんかまた山に登ってみるのもありかなーという気持ちが生まれました。

なんでですかね。

疲れ過ぎて達成感を感じるどころじゃなかったけど、1日経ってようやく達成感が出てきた感じと言いましょうか。

やはりフルリタイアしたら、なかなか達成感を感じることってないだろうから、登山は老後の趣味に良いのかも。

でも、いわゆる達成感とはちょっと違うかもという思いもあります。

きっと大昔、人類の祖先は生き抜くために未開の地を踏破して行ったと思いますが、山を登る、山を登って超える、ということをしてきたはずです。

それは達成感というより生きていることを実感する行為であったと思います。

つまり、その人類の祖先のDNAが現代人にも受け継がれていて、山を登るとは生きることそのものという記憶があるのかも。

生きていることを実感するために人は山に登るのでは?

何のために山に登るのか?そこに山があるから。

という有名なQ&A、これまでの私にはよく理解出来なかったのですが、今は何となく分かります。

そこに山があれば登って、生きていることを実感したいと人は本能的に思っているのでしょう。

なんてカッコいいことを書きましたが、それと私がまた登山をするかは別問題です。笑

ま、なんとなくまた行きそうな気はしますが。

 

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