誰でも仕事なんて早く辞めて 悠々自適な生活をしたい と思うものでしょう。
私も40代前半の頃は本当に早く辞めたいと思っていました。と言っても先立つものがないので52歳(奇しくも今の歳ですね)になったら会社のセカンドキャリア制度というのを利用して会社を辞めようと思っていました。
セカンドキャリア制度というのは、要は退職金に少し上乗せするから早く辞めてもいいよという制度です。
まあ、その前に会社の業績が悪くなりもっと早く45歳のときに似たような制度を利用して辞めたんですけどね。
で、今は年収が半分になりましたが、1ヶ月に10日だけ勤務というセミリタイア状態となっています。
3日のうち2日が休みですから、やりたいことはほぼ出来ているというノーストレスで楽しい生活を味わっています。
では今の仕事も辞めてしまって、365日のうち365日が休みという生活になったらもっとノーストレスで楽しい人生になるかというと、最初はそう思っていましたが、最近はそんなこともないかなと思っています。
人間は少しだけ束縛(仕事で拘束)されている状態で、定期的にその束縛から解放された時が一番幸せを感じるのではないだろうかと思うようになりました。
毎日朝早くから夜遅くまで働かされ、月に2、3回しか休みがないというのは全然幸せではないと思いますが、全く仕事がないというのも幸せを感じづらいでしょう。
私は友人たちよりも早くちょうどよいセミリタイヤ状態に入れましたが、もしも次の仕事のアテや残りの人生を全てそれに費やせるという何かがないのなら、そう簡単には辞めないほうがいいと言いたいです。
嫌な仕事を辞めて最初の数週間はとても気持ちが良いでしょうが、しばらくすると何もやることがない毎日が辛くなってきます。
たとえ趣味があったとしても、やっぱり毎日そればっかりだと飽きます。贅沢な話ですが、そういうものです。そこから何か発展があって事業化できるとか、少しでもお金になるのなら新たなモチベーションが生まれ、退屈とは感じないでしょうが、そうでなければシンドイです。
ホントちょうどいいって難しいですよね。ちょうど良い状態を手に入れても、それに慣れてしまってちょうど良くはない状態になることも多々あります。
その時は新しいことに挑戦したり、新たな人間関係を築いたりと微調整をして、またちょうど良い状態にする。という感じでしょうか。私のリボ活(リボーン活動)がまさにその微調整ということになるのでしょう。
50代をどう生きるか?
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