MGTで生涯おじさん宣言

「45歳セミリタおじさんの10年後」のタイトルを変えました。45歳で21年半勤めた会社を早期退職。1年間フラフラした後に現在はビル設備管理の仕事を月に10日。毎日のんびり暮らしていますが、老人になる前に最後の悪あがきをしています。同世代(か少し下の世代の)のガールフレンドが欲しい!お金ももっと欲しい!気がつけば最近は金(投資)と女の事ばかり書いてます。

ゼロで死ねと言われモヤモヤが消える

「DIE WITH ZERO」(ゼロで死ね)という本を読んだのですが、これを読んで今まで少しモヤモヤしていた感情がスッキリした部分がありました。

この本は簡単に言うと「死ぬときに資産ゼロになるように計画的にお金を使って生きよう」という内容です。

たとえば、ある程度お金があるのに、65歳とか70歳まで働いてからフルリタイヤして「さーて、そろそろ遊ぶぞー!」と思っても、気力も体力も落ちてしまっていて考えていたような充実した時間を過ごせない、ということにならないようにしましょう。

そのためには元気なうちから自分が楽しいと思えることにお金を使い始めましょう。

元気なうちというのは、45〜59歳です。

その辺りに資産のピークが来るようにして、その後は緩やかに資産が減り続け、死ぬときにちょうど無くなるのが理想です。

という内容です。

 若いうちは一生懸命に働いてお金を貯めて、45〜59歳のどこかで仕事の量をセーブして、楽しいことに時間を使い、お金も使い始めるという生き方です。

たしかに年寄りになってお金をいっぱい持っていても、物欲も減っているだろうし、旅行に行く気力・体力・興味も薄れ、知人友人と会うことも減るだろうし、新しく趣味を始めるほどの好奇心も無くなっているかもしれないわけで、せいぜい孫にお小遣いをあげるくらいしかお金の使い道がないかもしれませんよね。

それよりは気力・体力・興味・好奇心・友達・人脈などがまだたっぷり残っている45〜59歳の時にお金を多く使うことが、人生を後悔しない正しいお金の使い方なのかも知れないと思いました。

私は45歳の時に前の会社を辞めて、それ以降は給料は減っていますが、自由な時間は増え、趣味の時間が増えているので、この本に書いてあることと近い行動はしているのかもしれません。

これまで45歳でまずまずの給料を捨ててしまったのはちょっと早かったんじゃないかと思うこともあり、その時は「あれで良かった」と無理にでも思うようにしていましたが、この本を読んだら「ああ、やっぱりよかったんだ」と思えるようになり、モヤモヤがなくなりました。

今の生活はお金を使って優雅に暮らしている、というわけではありませんが、「仕事ばかりの人生だったな」と死ぬ時に後悔することもないでしょう。

おそらく多くの人は、死ぬまでにいくらお金が掛かるのかよく分からないから、とりあえず働けるだけ働く、という考え方なんだと思います。

あとは周りの人が60歳まで働くからとか65歳まで働くから、という理由でなんとなく自分もそれくらいまで働くか、と思っている人も多いのでしょう。

本当は死ぬまでにいくら必要なのか精度よく算出して、それを根拠にリタイヤする年齢を決めるのが正解なんだと思います。

できればなるべく早めにリタイヤして、気力・体力があるうちに好きなことをする。

私も45歳でセミリタイアをしましたが、フルリタイヤは漠然と60歳と思っています。

でももしかするともっと早くフルリタイヤ出来るのではないかと、この本を読んで思いましたので、死ぬまでに必要なお金の額をもっとちゃんと計算しようと思っています。