「安く買って、高く売る」
投資で心がける事ですね。
んな事分かってるわー!これが出来れば苦労しねーっつーの!
と思っていて、特に役に立つ言葉じゃないなーと感じていたのですが、この前、役に立ちました。
昨年の10月に外貨(米ドル、ユーロ、カナダドル、豪ドル)を買って、日米の金利差が開くのに比例して利益が増えていきました。
米ドルは113.6円くらいで買ったのが、135円を超えた辺りで、流石にこの辺りで一旦利確しとこうかと思ったりもしたのですが、いやいや、140円を超えて150円を目指すかも知れないじゃないか、という欲も当然出てきました。
その後ドル円は高止まりして方向性が見えなくなった感じで、凄くモヤモヤしながら何日も悩んでいました。
そんな時、「安く買って、高く売る」という言葉を思い出し、「そうだよな。せっかく安く買えて、今売っても十分に高いのだから、よし売ろう」となり134.6円の時に全ての外貨を売りました。
お陰で、上がるのか下がるのか1日に何回もソワソワしながら相場をチェックすることもなくなり、心の平穏が訪れました。
利益は150万円(税引き後120万円)。十分ですね。
今またドル円が上がり始め、138.5円となっていますが、でもいいんです。
あまり悔しい気持ちはありません。
「次行こう!次!」と気持ちを切り替えました。
そして、その「次」ですが、今度はキャピタルゲインじゃなくて、インカムゲインが欲しいなーという気持ちが強くなり、できれば安定して定期的な収入になるもの何かないかなと探しました。
まず最初に思い浮かんだのは不動産です。
毎月安定的に家賃が入ってきたら、凄く精神的に良いじゃないですか。
で、サラリーマン大家さんの友達に色々聞いてみたり、本で勉強してみたり、良さそうなエリアに実際に足を運んだりして、不動産購入を検討したのですが、高いリターン(年利10%とか)を目指すとすると、結構大変みたいなことが分かり、性格的にそこまで頑張れないなーと思ってしまって不動産購入は諦めました。
次に考えたのは、J-REITです。
こちらも不動産ですが、証券化されているので楽天証券とかで少額から始められます。
流動性もあり、自分では絶対に手の出せない商業施設とかオフィスビルとかから(間接的に)家賃を手にすることができるというのが気に入りました。
配当の年利は4〜5%なのでなかなか良いではないですか。(もちろん元本保証ではありませんが)
不動産投資を考えてた時に、横浜とか東京のファミリータイプのマンションを購入して賃貸に出した時の利回りをざっくり計算したら、良くて4〜5%くらいだったので、手間を掛けずに同じ程度の利回りのJ-REITって良いじゃないか!と思いました。
あまり何も考えずに、毎月配当が出るような組み合わせで買ってみました。
なので今月から配当が出るはずです。(受け取るのは3ヶ月くらい先のようですが)
それから、J-REITを調べている時に偶然見つけたのですが、インフラファンドというものがあります。
こちらも楽天証券で買えます。
簡単に言うと太陽光で発電した電気を電気会社に売って、その代金が投資主に還元されるというもので、こちらはJ-REITよりも利回りが良く、なんと6%もあります。
J-REITとインフラファンドが何故こんなに利回りが良いかというと、利益の90%を投資主に還元するというルールだからです。
普通の株式会社は利益のうち法人税と内部保留を除いた分を配当として株主に還元しているので、利回りがその分低くなります。
J-REITとインフラファンドは90%を配当に回すと法人税が免除されるので、配当が高くなるということです。
しかもインフラファンドは、電気代を一定額以上で購入することを政府が保証しているのです。(20年間)
凄くないですか?こんなお得な投資先があったなんて知りませんでした。
大型書店にも、REITの本はごく僅かですが置いてありますが、インフラファンドの本は見たことがありません。
ネットでもインフラファンドに関するブログは圧倒的に少ないです。
なんでだろう?
よく分かりませんが、私は暫くインフラファンドに実際に投資していきたいと思います。
但し、インフレには弱いらしいので、これから本格的なインフレ時代に突入してしまうと旨味も減少するかも知れません。
が、その時はその時。
J-REITもインフラファンドも初心者なので、まだ全力では買っていませんが、様子を見つつ、購入規模を大きくしていきたいと思ってます。
フルリタイアを2年後に決めたのは、この2つから安定的にある程度の配当が入ってくるという楽観的な計算もあってのことなのですが、さて、どうなることか。