MGTで生涯おじさん宣言

「45歳セミリタおじさんの10年後」のタイトルを変えました。45歳で21年半勤めた会社を早期退職。1年間フラフラした後に現在はビル設備管理の仕事を月に10日。毎日のんびり暮らしていますが、老人になる前に最後の悪あがきをしています。同世代(か少し下の世代の)のガールフレンドが欲しい!お金ももっと欲しい!気がつけば最近は金(投資)と女の事ばかり書いてます。

私の人生に厚みや濃密さが不足している理由

これまでの人生を振り返ってみると、1番勉強したのは大学受験前の約半年で、1番働いたのは35から45歳までの10年間です。

今からこれ以上の勉強も労働も予定していないので、この記録は変わらないでしょう。

たしかにこの期間はとても大変な時期でしたが、今思い返すと、濃密な時間を過ごしたことは間違いありません。

40歳を過ぎたら定時に帰って自分の人生を取り戻す

 

逆にそれ以外の時期は、勉強にも仕事にも身が入らず、ダラダラ過ごしていたなと思います。

ダラダラ過ごした日々の方が遊びや趣味に時間を費やしたわけだから、思い出の数は多いとは思いますが、その後の人生への影響とか、人生に対する考え方に強く影響を受けたのは、やはり勉強や仕事で濃密な時間を過ごした時期からでしょう。

そういった大変で忙しかった日々が、今の私を作ってきたのだなと思っています。


なぜそんなことを考えたかというと、あの「深夜特急」の著者の沢木耕太郎さんが、大学卒業後に物書きとして修行した3年間のおかげで今がある、みたいなことが書かれている「旅する力」を読んだからです。

深夜特急といえば、沢木氏が26歳の時に、乗合バスだけでユーラシア大陸を横断した話ですが、他の人の似たような旅モノの本を何冊か読みましたが、面白さが全然違います。

話の内容だけでなく、文章力がまるで違います。

やはり修行で身につけた物が大きかったんだろうなと感じます。


一方、私はどうかといえば、20代はほぼずっとダラダラ過ごして、何の成長もありませんでした(クビにならないくらいの最低限の仕事だけはしていた)。

一番重要な20代が空白だと、その後にいくら頑張ってもたかが知れてますね。

30代半ばからようやく猛烈に仕事をするようになり、少しは貢献度も上がったし、給料も上がりましたが、遅すぎたと感じます。

人生の厚さや濃密さが、20代から本気出している人たちよりも圧倒的に不足していると感じる今日此の頃ですが、今さら悔いても仕方がないですね。