私が45歳で大手企業を早期退職したのは、仕事が大変だったということもありますが、本質的には仕事の内容が自分にとって本当に好きなことではなかったからだったと今になってはそう思います。
もしも自分が本当に好きなことならば、仕事が大変だったとしてもそれが辞める理由にはならないと思います。
私が本当にやりたいことは、残念ながら就職活動をしている大学の時には分からなかったのです。
その時は「やりたいこと」ではなく「どちらかと言えば得意なこと」で就職先を選んだということです。
まあまあ得意なことではあるので、仕事の内容を覚えることはめちゃくちゃ難しいことではなかったし、新しく覚えなくならないことでも何とか覚えることはできました。
楽しくはなかったけど周りの期待に応えるくらいにはこなすことが出来たので続けていましたが、45歳の時に色々と重なって「もういいや」と思ったわけです。
やはり好きなことに関係することを仕事にすれば、少々嫌なことがあっても、それが理由では辞めないでしょうね。辞めるとすればやはり給与的な問題が原因となるのでしょう。
給与も高くて自分の好きなことに関係する仕事に就けた人こそが勝ち組なのだろうな、と最近はよく思います。
私はそういう意味では勝ち組に入れませんでしたが、今はセミリタイアして自由時間が多く、自分の好きなこと(読書・テニス・絵・ワークアウト・英語の勉強・バイク)に打ち込める時間が結構あって満足できる生活が送れています。
全然楽しくなくてお金のためだけに働いていた社会人前半でしたが、収入は少ないけれど楽しい社会人後半を迎えている今の方がそりゃ充実していると感じます。
ただ最初っから収入が少なくていいから楽しいのが良かったかと言えば、そんなこともなく、ある程度お金を貯められたから今があることも分かっています。
人生は難しい・・・